編集グループ〈SURE〉

鶴見俊輔
もうろく帖

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祝 米寿記念出版
「夢をみる時間をあたえられたことに感謝する。」
88歳、その思索と著述を支える秘密、
座右の覚え書きのノートをそのまま公開。

2010年6月下旬刊行

定価2,160円(本体2,000円+税)

半上製糸かがり、箔押し、文庫サイズ、190ページ、
口絵ページ(著者自筆)カラー刷り、著者検印つき
発行・発売 編集グループSURE

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刊行のごあいさつ

 今年、2010年6月25日、京都在住の哲学者・鶴見俊輔さんは、満88歳の「米寿」をお迎えになります。

 この機会に、私ども編集グループSUREは、老年期の鶴見さんの思索と著述を支えてきた座右の覚え書きのノート『もうろく帖』を、そのまま翻刻、刊行するお許しをいただきました。

 美装の手帳型の一冊に、1992年から2000年までの鶴見さんの精神のうごきのありようを再現し、ゆかりの読者のみなさまにお届けしたく、ご案内をさしあげます。

 この一冊の本に書きとめられているのは、いずれも、詩のような短いフレーズばかりです。

 さまざまな古人・今人たちの著作や作歌からの、気になる一節の抜き書き。また、それらに触発されて湧きあがってきた、鶴見さん自身の新たな発想。他者と自己とのきれぎれな着想が、それぞれに立ちあらわれて、自在なダンスを舞っているかのようです。

いわく──。

「馬鹿孤ならず、必ず隣有り。目の寄る所たまが寄る。」平賀源内

「偉大な冒険とは同じ顔の中に日ごと見知らぬものが現われるのを見ることだ」アルベルト・ジャコメッティ

「けっしてまちがいのないような愛からは永遠に解きはなちおきたまえ」澤村光博

「よぼよぼのじいさんと自分を見る。──みずからをよぼよぼと見さだめることのむずかしさ、それには日々の努力がいる」鶴見俊輔

……というぐあい。

混じり気なしの手帖です。ほかには何の飾りもありません。欧文・漢文の詩などの抜き書きには、若干の試訳や後注を鶴見さんに付していただきました。

鶴見俊輔「『もうろく帖』について」を、書き下ろしの後記としています。

2010年 水無月
編集グループSURE一同(代表・北沢街子)

この本に関する記事

朝日新聞 asahi.com 2010/7/19 記事「米寿を記念し「覚書ノート」 哲学者の鶴見俊輔さん」

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