編集グループ〈SURE〉

中尾ハジメ
原子力の腹の中で

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3・11で、
この世界は変わってしまったか?
『スリーマイル島』の著者、中尾ハジメが語りつくす

原子力の混沌の中で、
私たちはどう考え、
行動していけばいいのか?

2011年9月下旬刊行

定価2,376円(本体2,200円+税)

四六版・並製 240ページ
編集グループSURE

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刊行のごあいさつ

 いま、福島第一原発事故をめぐって、新聞、雑誌、本、テレビ、インターネット上などの情報は、いろんな立場から発信されています。工学的、医学的な、専門家たちの議論、政治的な議論、経済的側面からの議論、そして、単なるうわさ話や、混乱を深めるだけではないかと疑いたくなる話。放射能の被害ひとつとっても、放射能の専門家たちの意見さえ、割れています。食品の放射能汚染は、今後どんどん進行することでしょう。「風評被害」といいますが、どこまでが根も葉もない風評で、どこからが現実に根ざした害なのか。いったい、誰が「正しく」判断してくれるのでしょうか?

 原発事故以来、私たちの周りには、たくさんの言説が投げ出されていて、まるで、原子力という巨大な魚の腹にのみ込まれたかのようです。人間の身の丈を越えた混沌、それが原子力の意味するところかもしれません。そして、この混沌には、生活基盤が根こそぎ奪われる危険がうごめいています。

 私たちはすでに原子力の腹の中にいます。なにを足場にして考えたらいいのでしょうか?

 今回お話しいただいた中尾ハジメさんは、1979年3月の米国スリーマイル島の原発事故のあと、現地を歩いて、調べ、考え、住民の人たちとの話を重ね、『スリーマイル島』(野草社)という本を書きました。この本は、一人で知識を身につけた生活者として、原子力の問題にどう向きあえるのか、その問題を抱きつづけて自問する本です。スリーマイル島事故の経験から中尾さんがわかったことは、「原子力は素人を閉め出している!」ということ。しかし、そこに素人としての足場をどう築けるかに私たちの未来はかかっているのでは?

中尾さんが、独特の切り口で、原発事故前後の報道や、世界各地の専門家たちの態度やふるまい、原子力にまつわる人間の歴史を解説します。

 東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故という、この大災禍のもとで、これからの世界をどう生きていくか。私たちが、素人の、常識的な立場から、原子力や放射能汚染について考えることが、この絶望のなかを生きる手だてになるのではないか。科学史家の山田慶兒さん、文芸評論家の加藤典洋さんらが聞き手として参加。今後どう生きていくべきかを、一人ひとりの立場から考えます。

2011年 晩夏
編集グループSURE(代表・北沢街子)

本書の目次

  • 第一章  原発事故を前にして、私たちは何を言うことができるのか
  • 第二章 核という上全技術が生んだ、管理と隠蔽の社会
  • 第三章 一つの言葉によって隠される、もう一つの言葉

この本に関する記事

中日新聞/東京新聞・Chunichi BookWeb(2011年10月)

著者について

中尾ハジメ

1945年、東京生まれ。京都精華大学教員。環境社会評論家。

著書に『スリーマイル島』(野草社)。訳書にL・オルソン『アンビヴァレント・モダーンズ』(共訳、新宿書房)ほか。

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