編集グループ〈SURE〉

山田慶兒
2017年12月中旬刊行
山田慶兒『ぼくの戦争
 〜満洲国と同い年だった少年の回想〜』

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戦争に導こうとするとき、
国家は嘘をつく。
若い世代が、それを見破るには、
何が必要か?

2017年12月中旬刊行

定価2,640円(本体2,400円+税)

四六判・並製、160ページ
発行・発売 編集グループSURE
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刊行のごあいさつ

この国に、ふたたび戦争が近づきつつあるような兆しが、日に日に増しています。一方で、「戦争体験」と呼ぶべきものは、もはや、わたしたちの身辺からほとんど消えつつあるとも言えるでしょう。つまり「戦争」のリアリティを欠いた国家指導者たちにひっぱられたまま、戦争の事態に突き進んでしまうという恐れが、わたしたちには強まっているということになりそうです。

本書の著者、山田慶兒さんは、1932年(昭和7)生まれの満85歳。戦時期日本の傀儡(かいらい)国家として作られた「満洲国」と同年です。13歳で、日本の敗戦。それまでの間、ずっと戦争の時代のなかで、少年時代を過ごしました。

戦争の下では、あらゆる情報やコミュニケーションの手だてが、国家による独占状態に置かれています。それでも、新聞や学校の先生たちが並べるタテマエの言葉のあいだに、山田さんという少年は、嘘や矛盾を敏感に見きわめ、本当の世界はこうなのではないか、という推測をめぐらせながら成長していきます。きっと山田さんが、本書を執筆することで21世紀の若い世代に伝えようとしたのも、こうした国家の「嘘」を見破って自分で自分の考えをのばしていく、コツとヒントの数々なのだろうと思われます

山田慶兒『ぼくの戦争 満洲国と同い年だった少年の回想』は12月中旬刊行予定です。ゆかりの読者の皆様に、予約申し込みによるご支援の申し込みをお願い申し上げます。

2017年神無月

編集グループSURE(代表・北沢街子)

著者について

1932年(昭和7)、福岡県小郡市(当時は三井郡御原村)に生まれ、久留米市の旧制中学・明善校に学ぶ。満13歳で、日本の敗戦を迎えた。1949年(昭和24)、京都大学理学部に入学、故郷・福岡を離れる。科学史家。


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