編集グループ〈SURE〉

平野甲賀・黒川創
ブックデザインの構想
──チェコのイラストレーションから、チラシ・描き文字まで

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本づくりに生きる東欧の図像──チャペック兄弟の世界にうまれ、大正時代の日本の「漫画」にも影響を与えたブックデザインの様式とは?
書物の楽しさをデザインするための、あたらしい切り口。

チェコから真っすぐ日本にむかってボールは投げられた。それで、受けとめる人間が日本にいたんですね。──鶴見俊輔

2008年6月中旬刊行

定価1,540円(本体1,400円+税)

四六判並製・128ページ。

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平野▼このフォントを、ぼくは「箸袋」と称してるんですけどね。なんかさ、食堂に入ると、紙の箸袋を折ったりなんかしながら、みんな待ってるじゃない。ああいう雰囲気なんです(笑)。三本、太さの違う線がありますね。これを一つの様式にしてるんですね。その様式が、ラダのイラストレーションとほとんど同じ手法なんですよね。こういうところに、影響がでてるという例。

黒川▼なるほど。

平野▼こういう決まり切ったことが、わりとぼくは好きだというか。

(本文より)

著者について

平野 甲賀(ひらのこうが)

グラフィック・デザイナー、装丁家。

一九三八年、京城生まれ。武蔵野美術学校卒業。高島屋の宣伝部を経てフリーランスとなる。装丁のほか、多数のポスター、舞台美術を手がける。 『もじを描く 』(編集グループSURE)、『平野甲賀 装丁の本』、『平野甲賀《装丁》術 好きな本のかたち』、『文字の力』など。

黒川 創(くろかわ そう)

作家、評論家。

一九六一年、京都生まれ。同志社大学文学部卒業。

小説に『かもめの日』、『もどろき』、『イカロスの森』、『明るい夜』など。評論に『国境』『リアリティ・カーブ』。『日米交換船』(鶴見俊輔・加藤典洋氏との共著)がある。


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