編集グループ〈SURE〉

2017年12月中旬刊行予定
山田慶兒『ぼくの戦争
 〜満洲国と同い年だった少年の回想〜』

2017年09月26日 更新

刊行のごあいさつ

この国に、ふたたび戦争が近づきつつあるような兆しが、日に日に増しています。一方で、「戦争体験」と呼ぶべきものは、もはや、わたしたちの身辺からほとんど消えつつあるとも言えるでしょう。つまり「戦争」のリアリティを欠いた国家指導者たちにひっぱられたまま、戦争の事態に突き進んでしまうという恐れが、わたしたちには強まっているということになりそうです。

本書の著者、山田慶兒さんは、1932年(昭和7)生まれの満85歳。戦時期日本の傀儡(かいらい)国家として作られた「満洲国」と同年です。13歳で、日本の敗戦。それまでの間、ずっと戦争の時代のなかで、少年時代を過ごしました。

戦争の下では、あらゆる情報やコミュニケーションの手だてが、国家による独占状態に置かれています。それでも、新聞や学校の先生たちが並べるタテマエの言葉のあいだに、山田さんという少年は、嘘や矛盾を敏感に見きわめ、本当の世界はこうなのではないか、という推測をめぐらせながら成長していきます。きっと山田さんが、本書を執筆することで21世紀の若い世代に伝えようとしたのも、こうした国家の「嘘」を見破って自分で自分の考えをのばしていく、コツとヒントの数々なのだろうと思われます

山田慶兒『ぼくの戦争 満洲国と同い年だった少年の回想』は12月中旬刊行予定です。ゆかりの読者の皆様に、予約申し込みによるご支援の申し込みをお願い申し上げます。

お申し込みをいただいた方には、本ができあがり次第、最優先で、責任をもって郵送にてお届けいたします。

2017年神無月

編集グループSURE(代表・北沢街子)

ご予約

山田慶兒著『ぼくの戦争』は、2017年12月中旬刊行予定です。一般の書店では販売せず、SUREからの直接販売のみとなります。郵便局備付の郵便払込用紙に、ご住所、お名前、電話番号、書名(『ぼくの戦争』)、冊数をご記入の上、〈00910−1−93863 編集グループSURE〉あてに一冊につき2807円(定価2592円+送料215円)をお払い込みください。お振り込みの確認をもって本書のご予約とさせていただきます。刊行次第、私どもより責任をもって郵送にてお届けいたします。

※送料は1回のご注文につき、何点でも215円です。(日本国内、同一の宛先に)

著者について

1932年(昭和7)、福岡県小郡市(当時は三井郡御原村)に生まれ、久留米市の旧制中学・明善校に学ぶ。満13歳で、日本の敗戦を迎えた。1949年(昭和24)、京都大学理学部に入学、故郷・福岡を離れる。科学史家。

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