ヤドランカ ソロ・コンサート
”アドリア海 バルカン・クルーズ” 於・石峰寺本堂

2006年10月8日・9日に行われた第1回SUREイベント、ヤドランカ ソロ・コンサート “アドリア海 バルカン・クルーズ” 於・石峰寺本堂は、無事に終了いたしました。そのもようを、ちょっとピンぼけの写真をまじえつつ、お伝えします。

ヤドランカ ソロ・コンサート ”アドリア海 バルカン・クルーズ” 於・石峰寺本堂

ヤドランカ(ボーカル、ギター、サズ)

(ゲスト・ちんどん通信社)

10月8日(日) 午後4時30分開場・5時開演

一日目の演奏曲目

Sto te nemaは、1984年のサラエボ冬季オリンピックのテーマ曲として作られた曲で、セルビア−クロアチア語で「あなたはどこに」という意味。

ヤドランカさんの故郷、旧ユーゴスラビア(現在のボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボは、さまざまな民族が、古くからまざりあいながら暮らしてきた街。ヤドランカさんの親族、出自や背景はもいろいろ。自称「めちゃくちゃ人」、コスモポリタンのヤドランカさんは、その地では、ひとつの詩が民族によってさまざまなメロディーで歌いつがれてきた例を、実際に三つ、歌い分けて聞かせてくれました。Eyes of water は、ヤドランカさんの最近作で、画家でもある彼女は同タイトルの連作絵画も制作しています。――故郷の小川の流れは、いまもわたしの顔を覚えているに違いない――、そんな思いを込め、ヤドランカさんは、デリケートなサズをかきならすようにして、すごくかっこよく演奏していました。

「ちんどん通信社」のクラリネットの小林信之介さんは、ヤドランカとのデュオで両日とも大活躍。10代のころ、ジャズ・ベーシストとしてキャリアをはじめたというヤドランカさんは、着流し姿の小林さんとともに、ジャズ風のアレンジで「Ko zna reci」を熱演。「ちんどん」のみなさんによれば、こんなにジャジーな小林さんの姿を見るのは、かつてなかったことだとか。「ちんどん屋」というお仕事柄、お笑い系トークが中心と見られがちなちんどん通信社の面々ですが、この日は、みなさんのミュージシャンとしてのスピリットが、大きく大きく現れ出たようでした。SUREも大注目。

次回、11月26日のイベント「落日――舞と笛」は、石峰寺の本堂裏、若冲の「五百羅漢」がたたずむ竹林で、午後3時からおこないます。

室野井洋子さんの舞と、森美和子さんの篠笛です。竹林にひびく篠笛と舞を見に、秋の京都・石峰寺に足をお運びになりませんか? 終演のころ、舞台となる竹林も、晩秋の落日の時刻となるはずです。

(レポート・タキグチ)

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